aging
ONE'S STABILIZER GNZ
1 years
「lot.8-22 stand collar jacket」
福岡|天神|晴れ
Takaya:2021.01.01にSET-UPで新調し一年が経過した「lot.8-22 stand collar jacket C44inch」。
現在、数多のブランドが当たり前のようにバイオウォッシュやレーザー加工を施してリリースする中、STABILIZER GNZでは糊付未洗いでリリースすることを貫いています。
加工品は作り物であるということ。
STABILIZER GNZはデニムの由来や本来の魅力を伝えるため、真っ新な状態から共にすることが出来るデニムであることを体現し続けています。
今まで糊付未洗いのデニムを手にしたことがないという方も多いと思いますので、縮みと捩れについて書きたいと思います。
水を通していない本作は、洗いによって縮みと捩れが生まれます。
ヴィンテージデニムに見られるシームの斜行。
現在のデニムには大多数のものに施されている、捩れを防止する技術"スキュー加工"が施されていないために起こる現象です。
デニムを構成する糸の撚り方向には、左撚り(Z撚り)と右撚り(S撚り)があります。
単糸の撚りは通常の場合、左撚り(Z撚り)です。
糸の撚り方向と、織物の綾目方向の相性により、左撚り(Z撚り)の糸を逆方向の右綾で織った物が一般的なデニム生地。
螺旋状の綿100%の糸は水を通すと縮みます。
すると糸の寄り方向に従って生地も捩れながら縮みます。
着用した際、裾に向かって時計回りに捻れることになります。
ワークウェアとして生まれたデニムがワークウェアとして機能していた時代には、現代ほどの加工の技術が発達していませんでした。
そんな歴史的な由来を継承しているのがSTABILIZER GNZです。
また、インディゴ染料で染めているデニム生地は色移りします。
そのため、Gジャンは初めに洗ってから着用することをお勧めしています。
シンクにぬるま湯を溜め、手洗いしてから脱水して室内干しにする。
あるいは、洗濯機で洗濯して室内干しにする。
乾燥機や直射日光での乾燥は短時間で乾燥させるため大きく縮みが出る場合がありますのでご注意を。
どう扱えば良いのかわからないことがありましたらスタッフまでお声掛け下さい。
Have a good weekend!!