隅切小鉢 size : w85 h48 d85 mm
¥1,430
Takaya:NOVEMより新作が届きました。
2017年にはSUEKI SERAMICSをご紹介したことがありましたが、自宅での時間の過ごし方を豊かなものにしたいという方が増え、器に注目していただく機会が増えました。
私自身が揃えたいなと持っていたところにオファーをいただき、2021年よりお取り扱いが始まりました。
器。
日常的な道具として考えると大きくは洋食器と和食器の二つに分かれると思います。
工業製品として量産されている洋食器はよく目にしますし、すでにお持ちの方も多いと思います。
プレーン。バイカラー。幾何学模様。
モダンな印象を持つと思います。
ところが和食器となるとそんなモダンな器をあまり見かけませんよね。
その一つの理由は2020年代においては、白地に青や赤、緑といった色の絵柄がノイズに感じてしまうということがあると思います。
本来、華やかな絵柄が特徴の九谷焼。
NOVEMの最大の特徴は、そんな絵柄をあえて省くことでモダンに昇華している点にあります。
隅切小鉢は、お浸しや佃煮、煮物、和え物などを添えるのにちょうど良いサイズ。
洋服のスタイリングと同じく、同じモチーフのもので統一し、組で揃えることを推奨します。
九谷焼は、江戸時代初期17世紀に前田藩の藩窯として発足し、300年の歴史を持っています。
中でもその初期40年間に制作されものを古九谷といい、黄、紫、紺、赤、緑の五色に、染付、縁錆(ふちさび)を加えた七彩の焼物は「献上手古九谷」と称され珍重されました。
その中の縁錆だけを加え、絵柄をあえて施さないことによりシンプルかつミニマムで 何を盛っても絵になる器へとなりました。