福岡|天神|晴れ
Takaya:今シーズンを象徴する"Work Set-up"。
カリフォルニアの森林労働者が着用していたワークジャケットをベースに毎シーズン異なる解釈でデザインされているシリーズ。
今シーズンは、オリジナルの肩周りの二重構造をレイヤードのスタイルに大きくアレンジし、ジャケットとポンチョの2パーツに分かれる仕様。
ドッキングと、それぞれ単体使いの3WAYでの着用が可能で、フィールドへ出向く行為を考えたデザインとなっています。
フロントポケットに雨が侵入しないよう、ポンチョをレイヤードするとフラップの代わりとなるようかぶさるよう計算。また、頭をすっぽりと覆う実用的なフードなど、道具のように"使う"ことを熟慮したギミックが随所に光ります。
昨年の作品からポケットのマチを廃したことでスッキリとしたシルエットへアップデートされた「Double Knee Cargo Pants」は、ショート、ミディアム、ロングと様々な着丈のアウターと相性が良いオールラウンダー。
ほぼオールシーズン使えるのも嬉しい。
デザイナー自身が気に入っているオリジナルの高密度コットンツイルは、特殊な仕上げにより起毛感を感じる独特な素材です。
今後のamachi.を追う上でも重要なファクターとなっています。
「Layered Work Jacket」
COLOR:Off White
SIZE:5/M
MATERIAL:Cotton 100%
PRICE:¥78,000(tax in ¥85,800)
「Double Knee Cargo Pants」
COLOR:Off White
SIZE:5/M
MATERIAL:Cotton 100%
PRICE:¥42,000(tax in ¥46,200)
amachi
Collection009 / AW2021
“Between bodies and field”
「歩行」という日常的でありながら奥深い行為を通して、得られる感覚や思考、
また行為そのものについて。
日々記録し、再解釈することで作られたコレクションです。
「歩行」とは、基本的な移動手段でありながら、
我々の身体と精神の連動性、思考の成り立ちと深く関係し、
空間や土地を理解認識する手段としても機能しています。
デザイナー自身の歩行の痕跡を、衣服に付着する種子、
雨で濡れた衣服の色の変化、日々の散歩で拾い集めた石の形状など、
身体が自然と接する事で発生する要素として抽出し、デザインに落とし込んでいます。
また、人類史的視点からリサーチを深める中、
西洋における「散歩」の起源が庭園にあることに行き着き、
歩くための空間として設計されている庭園をモチーフとした表現も
コレクションの大きな側面として存在しています。
このコレクションが、日々の歩行を捉え直す1つの契機として機能するのであれば、
それはファッションの新たな有用性になり得ると考えます。