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執筆者の写真DOUBLE OO '96

amachi. "Tobi-ishi Top"









































福岡|天神|晴れ


Takaya:自然の美を庭という限られた敷地の中に再現する日本庭園


日本庭園の由来を辿ると、安土桃山時代には茶室の露地に用いられ、茶の湯とともに発展し江戸時代にはその様式が広く伝搬します。


「Tobi-ishi Top」は、その名に冠されている様に庭を歩く際に足運びを誘導してくれる"飛び石"がモチーフ。


雨や湿気の多い日本では、昔からお召し物や履物が土で汚れないよう、土を踏まずに伝い歩きができるように"飛び石"が配置されていました。


伝統的な作法により、歩きやすさと意匠性を持ち合わせた打ち方があり、今作には二連打ちという打ち方が採用されています。


当時は着物に袖を通していたので、おおむね50~55cm程度の歩幅を想定。ゆったりと庭を楽しみながら歩を進める日本ならではのリズムがそこにあります。


今シーズンのテーマ“Between bodies and field”を象徴する作品です。






「Tobi-ishi Top」

COLOR:Brown・Dark Gray

SIZE:4/S・5/M・6/L

MATERIAL:Wool 70% Hemp 30%

PRICE:¥39,000(tax in ¥42,900)


















amachi

Collection009 / AW2021

“Between bodies and field”





「歩行」という日常的でありながら奥深い行為を通して、得られる感覚や思考、

また行為そのものについて。 日々記録し、再解釈することで作られたコレクションです。

「歩行」とは、基本的な移動手段でありながら、

我々の身体と精神の連動性、思考の成り立ちと深く関係し、

空間や土地を理解認識する手段としても機能しています。


デザイナー自身の歩行の痕跡を、衣服に付着する種子、

雨で濡れた衣服の色の変化、日々の散歩で拾い集めた石の形状など、

身体が自然と接する事で発生する要素として抽出し、デザインに落とし込んでいます。


また、人類史的視点からリサーチを深める中、

西洋における「散歩」の起源が庭園にあることに行き着き、

歩くための空間として設計されている庭園をモチーフとした表現も

コレクションの大きな側面として存在しています。



このコレクションが、日々の歩行を捉え直す1つの契機として機能するのであれば、

それはファッションの新たな有用性になり得ると考えます。










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