福岡|天神|晴れ
Takaya:シーズンコンセプトを紐解く上で重要なキーワードとなる、庭園の情景からデザインされている"Rikyu Set-up"。
日本文化の由来にまつわる作品です。
その特徴的なテキスタイルの配色のモチーフは、西日本の日本家屋で見られる焼杉。
焼杉とは杉板の表面を高温で焼き炭化させた外装材。
表面が炭に変質することで耐水性・耐久性が高まり長持ちするという、湿度が高い日本の風土ならではの手法。
キュプラの経糸に対し、横糸はリネンとウールの二重構造で織られた独特な生地感です。
表側のリネンは炭の様なカラーリング、裏側のウールはレッドウッドと呼ばれるカリフォルニアの樹木の色をイメージして染めています。
また、日本古来のワークウェア作務衣とスーツを絶妙な塩梅で掛け合わせたデザインは、袖を通すと驚くほどに体に馴染みます。
是非この機会にamachi.の世界観を体感しにいらしてください。
「Rikyu Jacket」
COLOR:Charcoal × Red wood
SIZE:4/S・5/M
MATERIAL:Wool 50% Linen 30% Cupro20%
PRICE:¥88,000(tax in ¥96,800)
「Rikyu Pants」
COLOR:Charcoal × Red wood
SIZE:4/S・5/M
MATERIAL:Wool 50% Linen 30% Cupro20%
PRICE:¥66,000(tax in ¥72,600)
amachi
Collection009 / AW2021
“Between bodies and field”
「歩行」という日常的でありながら奥深い行為を通して、得られる感覚や思考、
また行為そのものについて。
日々記録し、再解釈することで作られたコレクションです。
「歩行」とは、基本的な移動手段でありながら、
我々の身体と精神の連動性、思考の成り立ちと深く関係し、
空間や土地を理解認識する手段としても機能しています。
デザイナー自身の歩行の痕跡を、衣服に付着する種子、
雨で濡れた衣服の色の変化、日々の散歩で拾い集めた石の形状など、
身体が自然と接する事で発生する要素として抽出し、デザインに落とし込んでいます。
また、人類史的視点からリサーチを深める中、
西洋における「散歩」の起源が庭園にあることに行き着き、
歩くための空間として設計されている庭園をモチーフとした表現も
コレクションの大きな側面として存在しています。
このコレクションが、日々の歩行を捉え直す1つの契機として機能するのであれば、
それはファッションの新たな有用性になり得ると考えます。