福岡|天神|曇り
Takaya:"Rainy Pattern"シリーズより「Knit Hoodie」が届きました。
衣服に降りそそいだ雨の模様をトレースした本作は、実際にサンプルを着用して雨の中を歩行し、濡れた位置を柄に落とし込むというプロセスでデザインされています。
ダブルジャガードで柄を表現しているため、裏返すと無地に近いデザインとなり、リバーシブルで着用が可能です。
ふんわりとしたモヘアが模様を描き、ほぼ風も通さないほど肉厚で目の詰まった編み地のボディーによって保温性と強度を高めているのでアウターに匹敵する作品です。
美しい色彩は同ブランドならでは。
「Rainy Pattern Knit Hoodie」
COLOR:Blue×Green・Orange
SIZE:4/S・5/M
4/S 肩幅60cm 身幅70cm 着丈70cm 袖丈60cm
5/M 肩幅63cm 身幅72m 着丈72cm 袖丈63cm
MATERIAL:Wool 64% KidMohair 22% Silk 14%
PRICE:¥79,000(tax in ¥86,900)
amachi
Collection009 / AW2021
“Between bodies and field”
「歩行」という日常的でありながら奥深い行為を通して、得られる感覚や思考、
また行為そのものについて。
日々記録し、再解釈することで作られたコレクションです。
「歩行」とは、基本的な移動手段でありながら、
我々の身体と精神の連動性、思考の成り立ちと深く関係し、
空間や土地を理解認識する手段としても機能しています。
デザイナー自身の歩行の痕跡を、衣服に付着する種子、
雨で濡れた衣服の色の変化、日々の散歩で拾い集めた石の形状など、
身体が自然と接する事で発生する要素として抽出し、デザインに落とし込んでいます。
また、人類史的視点からリサーチを深める中、
西洋における「散歩」の起源が庭園にあることに行き着き、
歩くための空間として設計されている庭園をモチーフとした表現も
コレクションの大きな側面として存在しています。
このコレクションが、日々の歩行を捉え直す1つの契機として機能するのであれば、
それはファッションの新たな有用性になり得ると考えます。