福岡|天神|晴れ
Takaya:自然の中へと繰り出せば雨が降り始めることがある。
特に山の天候は変わりやすい。
ぽつ。。。。。ぽつ。。。ぽつ。。ぽつぽつぽつ。。
一粒一粒の雨が衣服を濡らし模様を描いていく。
シーズンテーマの主題となる"歩行"という行為を通して生まれる事象を留めた「Rainy Pattern Knit Cardigan」は、その模様をトレースして編み変えによって表現した作品。
色合いや素材がグラデーションしたニットは、光の当たり方によって美しく表情が変化します。
シルエットは、ゆったりと纏うことができるたっぷりとしたもの。
クルーニットのフロントを真っ二つに切り落とし、ボタンをあしらったかのようなディテールはamachi.ならでは。
「Rainy Pattern Knit Cardigan」
COLOR:Brown × Gray
SIZE:5/M・6/L
MATERIAL:Wool 77% KidMohair 15% Nylon 8%
PRICE:¥71,000(tax in ¥78,100)
amachi
Collection009 / AW2021
“Between bodies and field”
「歩行」という日常的でありながら奥深い行為を通して、得られる感覚や思考、
また行為そのものについて。
日々記録し、再解釈することで作られたコレクションです。
「歩行」とは、基本的な移動手段でありながら、
我々の身体と精神の連動性、思考の成り立ちと深く関係し、
空間や土地を理解認識する手段としても機能しています。
デザイナー自身の歩行の痕跡を、衣服に付着する種子、
雨で濡れた衣服の色の変化、日々の散歩で拾い集めた石の形状など、
身体が自然と接する事で発生する要素として抽出し、デザインに落とし込んでいます。
また、人類史的視点からリサーチを深める中、
西洋における「散歩」の起源が庭園にあることに行き着き、
歩くための空間として設計されている庭園をモチーフとした表現も
コレクションの大きな側面として存在しています。
このコレクションが、日々の歩行を捉え直す1つの契機として機能するのであれば、
それはファッションの新たな有用性になり得ると考えます。