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執筆者の写真DOUBLE OO '96

amachi. × Elise Gettliffe "Vertical Gradation Coat"




















































福岡|天神|晴れ


Takaya:今シーズンを代表するファブリックを使用した"Vertical Gradation Coat"。


二枚のブランケットを背面で縫い合わせ、サイドにはレザーの紐を配した構造。


更にフロントには、Elise Gettliffeの陶磁器の作品がボタンとしてあしらわれています。


フロントとサイドを留めればコートとして。


あるいはそのままマフラーのように巻いたり、室内ではブランケットのようにソファーにかけたり膝掛けとして使うことも可能。


シンプルな構造が成す汎用性の高さが魅力です。






「Vertical Gradation Coat」

COLOR:Green × Gray

SIZE:Free

MATERIAL:Wool 41% Silk 38% Cupro 21%

PRICE:132,000 JPY





















amachi.

Collection 011/AW2022 “ Vertical Concept “






山岳地帯での生活を原体験にもつ私にとって

移動することは、山を登り、下りること

そして、木登りすることに象徴されるように

垂直方向へ行われる行為でありました


木登りを通して、自然の中に展開する垂直軸へ目を凝らすと

はっきりと変化してゆく植生、湿度、温度

それらが構成する個別の世界を見つけることができます


地面の高さで感じる腐植質、苔、土や鉱物の香り

そこから数センチ目線を上げたところに現れる下草

上へ行くほどに樹木の存在感が強くなってゆき

さらに上空には葉や梢のみずみずしさ、太陽の光

風の流れといった地上とは異なる世界が広がっています


垂直方向へ向かって多層的な広がりを見せる自然界


均質化した都市空間では感じる機会が少なくなった

そうした自然の営みへ思いを巡らす中で

繊細で美しい素材の質感や香り、空気の生み出すグラデーションを

一つのコレクションとして表現してみたいという思いに至りました


それぞれのピースには垂直方向へ連なる多層性

あるいは垂直軸に存在する一定の高さで感じ取ることができる情景を反映しています


“垂直”に切り取ることで、日常の意識を異化する

それが今季のコレクションの試みとも言えるでしょう











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