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執筆者の写真DOUBLE OO '96

amachi. × Elise Gettliffe "Dolman Sleeve Coat"






















































福岡|天神|晴れ


Takaya:Elise Gettliffeの陶磁器の作品が、ボタンとしてあしらわれている「Dolman Sleeve Coat」。


気を張ることなく纏う様な感覚で袖を通すことができる一着は、今までに見てきたどのコートにも形容することが出来ない絶妙な力加減で製作された作品となっています。


特筆すべきは一つボタンを際立たせるプロポーションの美しさと仕立ての美しさ。


表地にはデッドストックのWFACEメルトンを使用。


そして見逃せないのが袖口の裏面。

「Meeting Jacket - FO」で使用しているWool 85% Cashmere 15%のテキスタイルを配すことでアウトラインを際立たせると同時に折り返した時にはダブルカフスとなる仕様に。


袖丈を調節することが可能なため、メンズ・レディースにカテゴライズされない汎用性の高さを持っています。






「Dolman Sleeve Coat」

COLOR:Dark Gray

SIZE:5/M・6/L

5/M 着丈86cm

6/L 着丈89cm

MATERIAL:Wool 100%

PRICE:¥96,000(tax in ¥105,600)




















amachi

Collection009 / AW2021

“Between bodies and field”





「歩行」という日常的でありながら奥深い行為を通して、得られる感覚や思考、

また行為そのものについて。 日々記録し、再解釈することで作られたコレクションです。

「歩行」とは、基本的な移動手段でありながら、

我々の身体と精神の連動性、思考の成り立ちと深く関係し、

空間や土地を理解認識する手段としても機能しています。


デザイナー自身の歩行の痕跡を、衣服に付着する種子、

雨で濡れた衣服の色の変化、日々の散歩で拾い集めた石の形状など、

身体が自然と接する事で発生する要素として抽出し、デザインに落とし込んでいます。


また、人類史的視点からリサーチを深める中、

西洋における「散歩」の起源が庭園にあることに行き着き、

歩くための空間として設計されている庭園をモチーフとした表現も

コレクションの大きな側面として存在しています。



このコレクションが、日々の歩行を捉え直す1つの契機として機能するのであれば、

それはファッションの新たな有用性になり得ると考えます。










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