福岡|天神|晴れ
Takaya:今シーズンの象徴的なモチーフとなる染色を行なったテキスタイルが存在感を放つ「Double Knee Cargo Pants」。
墨流しと呼ばれる特殊な染色技法で柄を染め上げた本作。
水面に染料を落とし、水面で発生した柄を布で写し取る工程で1着ずつ染色をしています。
その時々の水面の動きで柄が変化していくため、全て異なる柄に仕上がる独特な手法です。
水面を漂う模様を留めたその様から日本庭園の一つの様式である"枯山水"を感じます。
「Double Knee Cargo Pants」
COLOR:Green Marble
SIZE:4/S・5/M
MATERIAL:Cotton 100%
PRICE:¥68,000(tax in ¥74,800)
amachi
Collection009 / AW2021
“Between bodies and field”
「歩行」という日常的でありながら奥深い行為を通して、得られる感覚や思考、
また行為そのものについて。
日々記録し、再解釈することで作られたコレクションです。
「歩行」とは、基本的な移動手段でありながら、
我々の身体と精神の連動性、思考の成り立ちと深く関係し、
空間や土地を理解認識する手段としても機能しています。
デザイナー自身の歩行の痕跡を、衣服に付着する種子、
雨で濡れた衣服の色の変化、日々の散歩で拾い集めた石の形状など、
身体が自然と接する事で発生する要素として抽出し、デザインに落とし込んでいます。
また、人類史的視点からリサーチを深める中、
西洋における「散歩」の起源が庭園にあることに行き着き、
歩くための空間として設計されている庭園をモチーフとした表現も
コレクションの大きな側面として存在しています。
このコレクションが、日々の歩行を捉え直す1つの契機として機能するのであれば、
それはファッションの新たな有用性になり得ると考えます。