amachi.
Collection 015 / AW2024
“ Decomposition ”
生成した瞬間から分解へと向かう生命・物質
全ては途上にあるということを受け入れたとき
美への意識がぐるりと変容する
衣服も生命と同様に絶え間なく動き続ける只中にあり
生命の振る舞いに見出されるような全体性の中に取り込むことができたならば
物質性を超えて広がっていく価値や作用を共有できるのではないだろうか
福岡|天神|晴れ
Takaya:自然現象を由来とした柄で編み上げられるカウチンニットを想起する「15 Gradation Knit Jacket」。(カウチン=日の当たる暖かい土地)
店頭でも春からお伝えし続けてきたAW2024を象徴するニットです。
"Decomposition"というテーマの下、Blueを取り巻く配色として抽出され、各ピースを彩ったBeige Blue・Red Brown・Mix Gray・Gray・Black・Navy。
そんなコレクションを構成する各ピースの色彩が分解され、一つのニットとして形を成している本作。
amachi.が捉えた自然現象が美しいグラデーションによって表現されています。
みなさんは覚えていますでしょうか?
初めてamachi.のニットに袖を通した時のあの高揚感を。
今まで袖を通してきたニットには感じることのできなかった何か。
そしてそれは、瞬間ではなく永続的に生活の中で感じ続けることが出来るものであるということを。
そんな「違い」。
それは、時代時代の刺激的な情報を持ったファッション(流行)としての"衣服"と、採集生活と言う原始的な生活様式から現代の生活様式までを経験したアーティスト 吉本天地氏の日々が結晶化した生活の道具としての"衣服"という差。
衣服の歴史を辿ると行き着く"衣服"があるべき姿。
人は自然の一部であり衣服は生活の一部であることが日常であった、カウチン湖畔に住むセイリッシ族によって編まれていたカウチンニットを想起したのはそんな本質を「15 Gradation Knit Jacket」にも感じたからなのでしょう。
15 Gradation Knit Jacket
[× Elise Gettliffe]
HAND PROCESSED GARMENT:1534・1540
Blue Gradation
5/M
100% Wool