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執筆者の写真DOUBLE OO '96

amachi. Collection 011 "Tree Climbing Pants"















































福岡|天神|晴れ


Takaya:collection 000を先に見据えて開発された"Tree Climbing Pants"。


80年代、岩壁を登るためにクライミングパンツが開発されたように、木を登るために開発された"Tree Climbing Pants"。


脚部の可動域の広さ、活動時に邪魔をしない場所を選んで配置されたウエスト紐やポケット。


安全を考慮した裾のアジャスター。


そして摩耗に対して補強を加えたインサイド。


気を登る一連の行為を熟慮した独自の機構を搭載しています。


また、本作にはcllection 000で使用している生地を採用しており、cllection 000・cllection 011と親和性が高いのも大きな魅力となっています。


amachi.のスタイリングを組む上で基盤となる重要な作品です。






「Tree Climbing Pants」

COLOR:Off White

SIZE:4/S・5/M・6/L

MATERIAL:Cotton 100%

PRICE:46,200 JPY






















amachi.

Collection 011/AW2022 “ Vertical Concept “






山岳地帯での生活を原体験にもつ私にとって

移動することは、山を登り、下りること

そして、木登りすることに象徴されるように

垂直方向へ行われる行為でありました


木登りを通して、自然の中に展開する垂直軸へ目を凝らすと

はっきりと変化してゆく植生、湿度、温度

それらが構成する個別の世界を見つけることができます


地面の高さで感じる腐植質、苔、土や鉱物の香り

そこから数センチ目線を上げたところに現れる下草

上へ行くほどに樹木の存在感が強くなってゆき

さらに上空には葉や梢のみずみずしさ、太陽の光

風の流れといった地上とは異なる世界が広がっています


垂直方向へ向かって多層的な広がりを見せる自然界


均質化した都市空間では感じる機会が少なくなった

そうした自然の営みへ思いを巡らす中で

繊細で美しい素材の質感や香り、空気の生み出すグラデーションを

一つのコレクションとして表現してみたいという思いに至りました


それぞれのピースには垂直方向へ連なる多層性

あるいは垂直軸に存在する一定の高さで感じ取ることができる情景を反映しています


“垂直”に切り取ることで、日常の意識を異化する

それが今季のコレクションの試みとも言えるでしょう











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