福岡|天神|晴れ
Takaya:日本の風土に寄り添う夏の衣服として提案を続けているamachi.の和紙ニット。
温度や湿度を調節する機能を持った日本古来の素材"和紙"。
和紙の糸を構成する繊維の一本一本には目には見えない無数の穴が空いており、これによって天然の「通気性」や「吸水速乾性」が叶えられています。
また、熱伝導率が低く素材自体が蓄熱しにくいことも、湿度を調整し蒸れを抑制する働きに役立ち、湿度の高い日本においても快適な着心地を実現。
とにかく素晴らしい着心地です。
そんな和紙で編み上げたCollection 010を象徴するピース"Water Depth Knit SS"。
LSに比べてネックはワイドリブ仕様となっているのが特徴。
開放感のあるニットの面構えに対し、ハイネックプロポーションが与えるストイックな印象のコントラストが美しい。
そして三つのパートに分けて編み変えられた立体的な表情によって、シンプルながらも奥行きのある佇まいに。
毎年手にすることができる普遍性を備えた作品です。
「Water Depth Knit SS」
COLOR:Beige・Charcoal Navy
SIZE:5/M・6/L
MATERIAL:Washi 88% Cotton 12%
PRICE:42,900 JPY
amachi.
Collection 010 “ Invisible environment “
土中の水脈、植物の根がもつ複雑なシステム
地上に立つ我々が視覚的に捉えることはできなくとも
一筋の水の流れの先に常に存在している、〈 見えない環境 〉
その循環へ目を向けたのが今回のコレクションです
土中に存在している水、土、植物の根
それらの密接な関係性が、我々の目にしている地上の自然物以上に環境を左右し
植生や気候を形作っているということを意識してみると
普段目にしている風景の捉え方が一変します
それは、具体的な植生の再生や、森林環境の改善にも役立つ視点ですが
同時に、自然の持つ複雑で緩やかなシステムを
体感的に理解していくきっかけにもなると考えます
こうした〈 見えない環境 〉について科学的視点から理解を深める過程は、
幼少期、北カリフォルニアで体感していた自然理解 例えば、乾季と雨季の移り変わり 春に日々ニジマスを釣り、泳いでいた大きな川が夏に向け徐々に干上がり、 緑色の草原は黄金色に変化していく風景を思い出す事と同義でありました
その様な感覚を色彩や素材使い、ディテールワークへ
より抽象化されたコレクションのムード、衣服から広がる空間性へと
落とし込むことを試みたシーズンです