福岡|天神|晴れ
Takaya:amachi. デザイナー 吉本 天地 氏が1993年に生を享けてから辿ってきた道。
そこへ多大な影響を与えているのは、北カリフォルニアの雄大な自然、そして、ヒッピーカルチャー。
天地 氏が幼少期を過ごしたエルクバレーは、北カリフォルニアのヒッピーカルチャーの聖地として知られる土地。
電気や水道のない自然の中で自給自足の生活を送った氏の皮膚感覚には、インフラが整った土地の上で生活をしてきた私達に欠けている物が備わっています。
物事の構造をよく理解し、歩みを進めること。
出来上がった都市の上で当たり前の様に生活していると忘れがちな生物としての感覚の鋭さが、amachi.のクリエーション(問題提起)を通して気付かされることが多くあります。
amachi.を構成する一つのファクターとしてまず知っておいていただきたいのが"ヒッピーカルチャー"。
そんな"ヒッピーカルチャー"の入り口として手に取りやすいのが私たちのバイブル「spectator」です。
バックナンバーから気になった号を選んで読んで学び、相互の理解を深めていただければと思います。
amachi.
「Packable Meeting Shirt」
COLOR:Brown・Navy
SIZE:4/S・5/M
MATERIAL:Cupro 43% Cotton 30% Linen 27%
PRICE:46,200 JPY
spectator
「VOL.48 パソコンとヒッピー」
PRICE:1,100 JPY
amachi.
Collection 010 “ Invisible environment “
土中の水脈、植物の根がもつ複雑なシステム
地上に立つ我々が視覚的に捉えることはできなくとも
一筋の水の流れの先に常に存在している、〈 見えない環境 〉
その循環へ目を向けたのが今回のコレクションです
土中に存在している水、土、植物の根
それらの密接な関係性が、我々の目にしている地上の自然物以上に環境を左右し
植生や気候を形作っているということを意識してみると
普段目にしている風景の捉え方が一変します
それは、具体的な植生の再生や、森林環境の改善にも役立つ視点ですが
同時に、自然の持つ複雑で緩やかなシステムを
体感的に理解していくきっかけにもなると考えます
こうした〈 見えない環境 〉について科学的視点から理解を深める過程は、
幼少期、北カリフォルニアで体感していた自然理解 例えば、乾季と雨季の移り変わり 春に日々ニジマスを釣り、泳いでいた大きな川が夏に向け徐々に干上がり、 緑色の草原は黄金色に変化していく風景を思い出す事と同義でありました
その様な感覚を色彩や素材使い、ディテールワークへ
より抽象化されたコレクションのムード、衣服から広がる空間性へと
落とし込むことを試みたシーズンです