福岡|天神|晴れ
Takaya:今、自らが立っている座標。
物理的には、地球上で自らが選んで住んでいる土地。
学生時代まで遡れば全国模試での順位。
部活に選んだスポーツ競技や吹奏楽、書道などで出場した全国大会での順位。
大学を卒業し、社会の中に立つ座標。
起業をした会社が社会で意味を成す座標。
選挙で票を託した政党や候補者が立つ座標。
定住していれば物理的に自らが身を置く座標(住処)は1つですが、自らを表す社会における座標は様々。
そんな座標から毎日は始まり、歩を進める。
あるいは立ち止まり休んでから走り始める。
間違いに気がつけば間違った座標まで立ち戻り歩を進め直す。
現在地から西へ行く者。
現在地から東へ行く者。
爪先が向く方角が180度違う両者。
時速5kmで歩けば、両者の到達点の間にある差は1時間後に5km。
1日後には120km。
1週間後には840km。
1月後には3600km。
日本の国土は最西端の与那国島から最東端の南鳥島まで、東西の全長が約3000km。
もちろん休むことなく歩き続けることはできませんが同じ地点にいたはずの者も時が経てば遥か彼方。
これを生活に置き換えると、日々の視点。
その先に見る景色。
生活の中にある選択の繰り返しによって同じ地点に立っていた者同士も同じ様に遥か彼方。
真似をすることは疎か視界に捉えることも叶いません。
どこに視点を置くか。
その視点から見るべき方角と高度は正確で自らが志すものか。
爪先が向く角度が1度でも違えば歩を進めた先には同様に果てしない差が生まれます。
amachi.に見る稀有さ。
「北カリフォルニアの山岳地帯エルクバレーで生まれ、電気も水道もない大自然のなか、全てを手作りする環境で幼少期を過ごす。」
この一節から流れ込む大量の情報。
今一度目を閉じて想像してみてください。
我々と同じ地球の上で、元来の社会の枠組みの中にあって、現代では社会の枠組みの外にある地点から。
そして、現代の社会の枠組みの中にある地点から。
その両方の視点によって。
そんな現代に生きる人々が忘れてしまったまっすぐな視線で物事を見極め続けてきたアーティスト 吉本天地氏。
そんな地点に身を置く人が生み出した栗とログウッドで染める「Natural Dye | Stone Gray」。
大量生産大量消費の時代の残影を追う者には決して辿り着くことのできない物がここにあります。
「Side Slit Shirt」
COLOR:Off White
SIZE:6/L
MATERIAL:Cotton 90% Wool 10%
PRICE:46,200 JPY
「Meeting Jacket - FO」
COLOR:Natural Dye | Stone Gray・Natural Dye | Blue Green
SIZE:4/S・5/M
MATERIAL:Cotton 100%
PRICE:68,200 JPY
「Double Knee Cargo Pants - Heavy Weight」
COLOR:Natural Dye | Stone Gray
SIZE:5/M・6/L
MATERIAL:Cotton 100%
PRICE:62,700 JPY
amachi
Collection 000 - 4th Edition
Documentary in Viana do Alentejo - Portugal.